愛知県内では地方競馬の位置付けで岡崎競馬場(廃止)や名古屋競馬場(現存)もあったが
国営競馬場(現:中央競馬)を持ちたいとの声もあり
名古屋の政財官界の支援のもと
1950(昭25)年12月:競馬法改正で中京地区に国営競馬場を設置することが決定される
農水省の指導のもとに民間資本をもって国営競馬開催のために競馬場を建設することとなり
1952(昭27)年8月5日:名古屋競馬株式会社が設立され
現存の中央競馬10場の中では一番歴史の浅い競馬場となる中京競馬場の建設に向った
1953(昭28)年8月18日:競馬場が完成され農林省と施設賃貸借契約を締結し
同年8月22日:第1回中京競馬が開催される:施行体は国(農林省)である国営競馬
地方競馬についても、国営競馬に支障のない範囲で使用することとなり
同年10月8日:愛知県営第1回競馬が行われた
1954(昭29)年9月:特殊法人日本中央競馬会が発足し、施行者は日本中央競馬会にて開催される
日本中央競馬会とは
中央競馬を主催・施行すると共に
中央競馬を開催する競馬場や美浦・栗東のトレーニングセンター、競走馬の育成所などの施設を保有する
農林水産大臣の監督下(監督部局は農林水産省生産局畜産部競馬監督課)にある全額国出資の特殊法人
<昭和37年・愛知県主催・連勝式勝馬投票券>
1969(昭44)年11月:スタンド始め芝コース等諸施設の整備が着手される
1987(昭62)年:それまでNCK(Nippon Cyuo Keiba-Kai)と呼ばれていた略称が
JRA(Japan Racing Association)へと変更された
1993(平5)年1月から:スタンド増築工事等が開始される
名古屋競馬株式会社の筆頭株主は愛知県で
日本中央競馬会に対し、年間約50億円で賃貸契約を結んでおり
中央競馬が実際に使用しているのは現在、年4開催であり
かつては地方競馬(愛知県競馬組合主催)も行われたが2002年度から休止され現在に至る
愛知県豊明市間米町
|